資産運用の必要性<価値保全のための資産運用>

 

 
資産運用と聞くと、とにかく利回り高く増やすことを想像されると思います。
そういった側面とは別に、価値を保全するための資産運用もあります。
こちらは厳密には資産運用ではなく、資産保全と言った方がいいかも知れません。
 
どういったことかと言いますと、今持っている資産の価値を減らさないための運用ということです。
例えば日本円で100万円持っていたとして、銀行預金で預けていれば元本保証がつきます。
現在の100万円の価値が、軽自動車一台買える価値だとします。
 
銀行預金であれば、確かに100万円の額面保証はしてくれるでしょう。
しかし、100万円で買えるものを常に保証してくれる訳ではありません。
 
もし強烈なインフレ(ハイパーインフレ)が来たとして、お金の価値が1/100になったとします。
そうすると、軽自動車一台買うのに単純に1億円必要ということになります。
 
何故なら100万円で買えるのが、ハイパーインフレ前の1万円相当のものになってしまうからです。
これがお金の【減価】という現象です。
 
つまり銀行は100万円という額面は保証してくれても、
100万円で買えるものまで保証し続ける訳ではないということです。
 
ではこの現象に対して打つ手があるのか。
上記の様なハイパーインフレであれば、減価しているのはあくまでも日本円のみなので、
ドルや金(ゴールド)など、円以外の資産で持っていれば価値保全が可能となります。
 
手持ちで100万円の日本円があるなら、円で50万円、ドルで50万円にしておく。
簡単に言えばこうすることでどっちに転んでも大丈夫な様になります。
 
私が現在行っていることを少しご紹介すると、持っている資産は
【日本円】【香港ドル(米ドル)】【新興国通貨】【スイスフラン】の4つに分類されます。
 
日本で生活しているので、当座の生活資金として日本円が必要です。
香港ドルは日本よりも安全にお金を保全するために香港で預けています。
(  )で米ドルとしているのは、香港ドルは米ドルとのペッグ制を行っており、同じ動きをするからです。
新興国通貨は、新興国ファンドでの運用を行っており、経済成長が目覚ましい国で運用を行っています。
 
少し前までは上記だけのポートフォリオだったのですが、アメリカのデフォルトの懸念が出てきたので、
香港ドル(米ドル)に比重を置きすぎるのはまずいと思い、一部スイスフランに変換をしました。
 
相場の格言で『有事の金(ゴールド)』『有事のスイスフラン』というのがあり、
現在お金の流れは主にこの二つに流れていっています。
それは一重に世界経済が不安定な状態にあるからだと言えます。
 
現時点では1ヶ月も経っていないのにすでにスイスフランが5%近く上がりました。
これだけを見れば儲かっている様に思われるかも知れませんが、実際はドル安により
香港ドルの価値が下がっているので、スイスフランの利益は相殺されています。
 
これがもしスイスフランへの一部変換をしていなかったら、ただドルの減価を眺めるしかなかったのですが、
保険として持ったスイスフランがその減価を吸収していってくれています。
 
話が長くなりましたが、これが冒頭話した【価値保全】につながる行動だと言えます。
増やす以外にも重要な役割のある資産運用についてご理解頂けましたでしょうか?
 
 

カテゴリー: ブログ,金融全般

タグ: , , , , , , , , ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

メールでのお問合せはこちらから